肩こり 揉んではいけない 叩いてはいけない
- 2015年05月29日
- ブログ
当院に来られる肩こり患者さんのほとんどが、以前他の治療院に通ったことがある方たちです。
その方たちに
「肩がこったときにもんだり、たたいたりしていませんでしたか?」
とお聞きすると、大多数の方が「もんでもらっていた」と答えられます。
でも、実はこれ大変な間違いなのです。
身体も「物」である以上、揉んだり叩いたりすれば、確かに一時的にはほぐれます。
しかし、この時脳は逆の反応をしてしまうのです。
どういうことかと言いますと、
押したり、叩いたり、揉んだりする刺激を、脳は「身体が攻撃されている」ととらえて、それに対して筋肉に緊張を命じ、身体を固めて守ろうとしてしまうのです。
これはちょうどダンゴムシのようなものだと思えば良いでしょう。
危険を感じ、丸くなって身を守ろうとしているダンゴムシを無理矢理伸ばそうとすると、ますます丸く固まってしまいます。
そっとして安心感を与えてあげれば、ダンゴムシは自分から身を伸ばしてきます。
人間の身体もこれと同じで、何らかの理由で固まってしまっている肩や首を無理矢理ほぐそうとすると、よけい固まってしまうのです。
北風と太陽の話がありますが、あれと同じ原理です。
「寒い」という理由でコートを着込んでいる旅人。
それに対し、北風は風を吹き付けてコートを脱がせようとします。
するとますます旅人は寒いのでコートを着込んでしまいます。
それに対し太陽は、脱がせようとはせず、ただ温めます。
すると、旅人は自分からコートを脱ぎます。
人間の身体も同じで、理由があって肩や首はこっているのです。
それを無理矢理もみほぐそうとするとますます固くなる。
しかし、やさしく安心感を伝えてあげると、身体は自分から緊張を解くのです。
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